「怒りは人を凶器に変える」――11日、サンパウロ州タボン・ダ・セーラ市の美容院の駐車場で、女性が口論の末に4人以上を車で轢き、横付けしてあった2台に衝突し、殺人未遂で逮捕された。その女性は付近の別の店に行くために美容院の駐車スペースに自分の車を止めたが、店の関係者と口論になり、車を故意にバックさせてその場にいた人々を轢き、店のガラス窓も壊した。しかも車内には7歳の娘を乗せていたために大きく報道された。12日付のG1サイトなど(1)(2)で報じている。
逮捕された女は殺人未遂の罪で起訴され、車両の損害についても責任を負うことになる。SNS上拡散された監視カメラ映像では、女は美容院の駐車場にいた4人以上に衝突したが、幸いなことに負傷はしなかった。
拡散された映像には、女が美容院の駐車で複数人と口論している様子が映っている。その後車に乗り込み、走り去ると思いきや急に後進し、少なくとも8人に接触し、直後に横に駐車していた2台の車に衝突している瞬間が捉えられている。倒れ込む女性の様子も映し出されている。
サンパウロ州保安局(SSP)の声明では、告訴された女は自分の車を美容院の前に停車後、顧客用のスペースであることを指摘されたが、すぐに戻ると言って他の店に行った。女が戻ってくると、他の車が邪魔してうまく出ることができず、バックでぶつかった。
美容院の従業員たちは喧嘩を仲裁しようとし、女に早急な立ち退きを命じた。しかし女は口論を続け、逆上して犯行に及んだと報じられている。
この女の弁護士は、彼女が車に幼い娘を乗せていたために責められてパニックに陥ったためと主張している。