ブラジル西原人会(新里明マルコス会長)は21日午後4時、サンパウロ市のヴィラ・カロン沖縄県人会支部(Praça Haroldo Dalyro, 297)で、創立50周年式典及び祝賀会を開催する。西原町から崎原盛秀町長、大城純孝(よしたか)西原町議会議長ら慶祝使節団が訪れ、ペルーやアルゼンチンの西原町人会も出席する予定。
1908年、移民船笠戸丸で29人の「にしはらんちゅ(西原町出身者)」がブラジルへ移住した。にしはらんちゅ子弟はサンパウロ州のほか、パラー州や南麻州カンポグランデなどに多く移り住んだ。西原町では、にしはらんちゅの多いペルー、アルゼンチン、ブラジルから研修生を受け入れてきた。
式典では80歳以上のにしはらんちゅ30人を敬老表彰する予定。三線や津軽三味線、太鼓演奏なども行われる。
案内のため来社した新里会長は節目の年を迎えた喜びを語り、関係者へ参加を呼び掛けた。