ブラジル日本交流協会(神戸保会長)は9月16日、「23年度研修生中間報告会」をさn市の和歌山県人会館にて開催した。報告会では今年4月から日系輸入商社「ヤマト商事」で研修を行っている田中大和さん(鹿児島県、24歳)が半年間の研修成果発表を行った。
報告会には同協会OBや研修関係者30人が出席。オンライン中継も行われ、日本などから20人以上が視聴参加した。
同協会では日本の青少年を対象に、ブラジルでの1年間の研修体験プログラムの提供を行っている。
田中さんは今年4月に来伯し、ヤマト商事で商品配送業務や系列レストランの「エスパッソ和」、「ラーメン和」で店頭業務の研修体験を行った。
田中さんは半年間の研修生活を振り返り、「ポルトガル語も話せない自分が充実した生活を送れているのは、協会OBや研修先、私生活で知り合った方など、多くの方が助けてくれたおかげ。残り半年も精一杯頑張ります!」と意気込みを語った。
田中さんの発表後、日本人留学生や在ブラジル日本人青年ら11人によるブラジルについての座談会が行われた。座談会後は懇親昼食会が行われ、出席者らは親交を深めた。
報告会後、神戸会長は「多くの人の協力のおかげでコロナ過を乗り越えて研修事業を継続させることができました。今後も日伯をつなげる活動を続けていきたい。田中君には残り半年の期間で、より沢山ブラジルを体験して欲しい」と語った。