仲間将太さんの投稿が大ウケ=盗難の経験をジョークに

「ブラジルゲームショー2023」でコンサート指揮する仲間将太氏(左から2人目)(Foto: instagram @shotarist)
「ブラジルゲームショー2023」でコンサート指揮する仲間将太氏(左から2人目)(Foto: instagram @shotarist)

 沖縄県出身の音楽プロデューサーの仲間将太さん(41)が「ブラジルゲームショー2023」に参加するため、サンパウロを訪れていた15日、「AirPos Pro(Apple社製イヤホン)」が盗まれたと自身のX(旧Twitter)にポルトガル語で投稿し、ブラジルファンに大ウケしている。同投稿は、自身の氏名「Shota Nakama」がポルトガル語で別の意味となり、盗難に遭うという悲しい出来事をも笑いに変えるセンスに、フォロワーたちが絶賛のコメントを寄せている。15日付テラ・サイト(1)(2)が報じている。
 仲間さんはサンパウロに滞在中にイヤホンを紛失し、追跡した結果、その電子デバイスはレプブリカ広場の近くにあることが判明した。「SHOTA」という刻印がケースに施されていることについて冗談を交えて、「SHOTAと書かれたイヤホンケースを堂々と持ち歩いている人を見かけたら、私のところに持ってきて」とのメッセージを位置情報の画像と共にXに投稿した。
 その直後にも「イヤホンを持って行った人は本当にショータが必要だったんだね。僕のショータを気に入ってくれてよかったよ」と書き込んだ。
 コメント欄でフォロワーたちは同情しつつも、「笑わずにはいられない、あなたは世界で最高の人です」とか「ショータが盗まれた? ナカマで休んで回復しなきゃ」などのコメントを書き込んだ。
 というのも、ポルトガル語でXOTA(発音はSHOTAと同)は「女性器」を指し、NA CAMA(発音はNAKAMAと同)は「ベッドで」という意味になる。彼の名前に、冗談好きのブラジル人たちが飛びつかないわけがない。
 仲間さんはビデオ・ゲーム・オーケストラ(VGO)の生みの親だ。2008年にボストンで結成され、ロックバンドとボーカリストをクラッシックの世界に融合させた、斬新なパフォーマンスが特徴のオーケストラだ。
 さらに彼はカプコン公式ライブコンサートツアー「Capcom Live!」のプロデューサーでもあり、ファイナルファンタジーやキングダムハーツなどの有名なフランチャイズの楽曲を構成からミキシングまで手がけ、ゲームのサウンドトラック界では世界的に名が知られている。
 11日から15日まで開催された「ブラジルゲームショー2023」に参加し、ビデオ・ゲーム・オーケストラを率いて計4回のパフォーマンスを行った。
 彼は最初こそ名前が注目されてブラジルで人気に火がついたが、いまや2018年から毎年ブラジルゲームショーに出演する常連となり、人気は増すばかりだ。

最新記事