ブラジル熊本県文化交流協会(寒野正留会長)は11月4日午前10時、「ブラジル熊本県文化交流協会創立65周年記念式典」をサンパウロ市ビラマリアーナ区の同県人会館(Rua Guimarães Passos, 142)にて開催する。母県から木村敬副知事、渕上陽一県議会議長ら約10人の慶祝使節団も出席する予定。
式典では功労者表彰などが行われ、熊本県の大人気マスコットキャラクター、くまモンも登場する。琴の演奏やリズム体操、日本舞踊の披露も行われる。
熊本からブラジルへは2万人以上が移住したといわれ、「ブラジル移民の父」として知られる上塚周平も熊本出身だ。上塚周平はブラジルで過酷な生活を送る日本人移民たちの為、身を削って移民の生活向上のための活動を続けた。
案内のため来社した寒野会長は、県系人に対して「県人会の節目の年を共に祝いましょう」と式典への参加を呼び掛けた。また、準備作業の遅れからブラジル日本都道府県人会連合会(県連)関係者を始めとする招待者への招待状送付が遅れている現状について陳謝し、県連関係者については招待状無しでも式典に参加できるよう手配していると述べた。