東北・北海道祭り5日に=秋田竿燈、本場の技披露

昼竿燈(竿燈妙技会、エリアなかいち、秋田市オープンデータより、秋田市、via Wikimedia Commons)

 秋田竿燈祭りの本場の技が見られる――北海道、青森、秋田、岩手、宮城、福島、山形の在ブラジル7県人会は11月5日午前11時から午後3時30分、「第4回東北北海道まつり」をサンパロ市ビラ・マリアナ区の北海道文化福祉協会会館(Rua Joaquim Tavora, 605)で開催する。各県人会の郷土芸能披露や郷土食提供が人気の同祭。今回は秋田県庁派遣の竿燈の専門家3人が参加し、本場の竿燈技を披露する予定。
 秋田県人会の大間知アルフレッド会長は「県庁からの竿燈専門家派遣時期と祭りの開催日が近かったので、無理を言って出演を実現してもらった。多くの人にぜひ本場の竿燈技を見てほしい。我々もこれを機会に竿燈技を習得し、2025年の県人会65周年時には皆さんに披露できるようにしたい」と意気込んだ。
 同祭は東北ブロックの定例行事として15回行われてきた運動会の特別版として過去に2度開催された。パンデミック中の休止期間を挟んだ昨年に、第3回目を催して好評を博したため、今回からは祭りを主体として再開することになった。
 会場では、北海道県人会の「イカ焼き」、青森県人会の「カップケーキアップルパイ」、秋田県人会の「だまこ鍋」、岩手県人会の「わんこそば」、宮城県人会の「牛タン」、山形県人会の「芋煮」、福島県人会の「会津ソースカツ丼」などが販売される。その他、民謡や郷土舞踊、和太鼓ショー、盆踊り、ビンゴ大会なども行われる。

多田岩手会長と大間知秋田会長

 ブラジルでも大人気のウルトラマンの生みの親「特撮の神様」円谷英二氏は、福島県出身であり、同県人会の佐藤フランシスコ会長がブラジル漫画家協会(ABRADEMI)会長も務めていることから、ウルトラマンショーも行われる。その他、テレビにも登場したプロの手品師オサマ・サトウさんのオリエンタル・マジックショーも見られる。
 岩手県人会の多田マウロ会長は「わんこそばの早食い大会も開催します。飛び入り参加大歓迎です。東北・北海道の文化を凝縮したイベントをぜひ楽しんでください!」と呼びかけた。
 入場料は無料だが、1キロの保存できる食品の寄付を呼び掛けている。寄付された食品はサンパウロ日伯援護協会に寄付される。

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