ブラジル珠算連盟(斉藤良美会長)は10月22日(日)、サンパウロ市ビラ・マリアナ区のサンパウロ天理会館ホールにて、第63回全サンパウロ珠算選手権大会を開催した。159人の選手が参加し、主だったカテゴリーでは、平成そろばんアカデミーが優勝し、中でも同アカデミーの小西ラファエル・リョウさんは2年連続の全国珠算教育連盟理事長杯(段クラス)に輝くなど健闘が目立った。
午前8時半に開会式が行われ、参加校の紹介、ブラジル国歌斉唱、君が代斉唱、選手宣誓と続き、主催者を代表して斉藤会長が挨拶を行った。続いて来賓を紹介し、開会式を終えた。
今回もDクラス(11級から15級)から競技が開始され、総合問題(見取暗算、見取算Aと見取算B)と読上算を行った。今回は読上暗算も組み入れられ、Dクラス全体で行った。各競技終了後、成績優秀者に表彰トロフィーとメダルが授与された。
続いてCクラス(7級から10級)の競技が開始された。最初に選手宣誓が行われ、総合問題、フラッシュ暗算、読上算と読上暗算を行った。
各種目別に表彰が行われ、全国珠算教育連盟ブラジル支部長杯(Cクラス)がガブリエル・ユウジ・ゲメンテさん(平成そろばんアカデミー)に贈られ、斉藤ブラジル支部長から賞状とカップが贈呈された。
昼食をはさみ、午後1時15分から段クラス・Aクラス・Bクラス(段位から6級)の競技が開始された。午後に参加する生徒を代表して選手宣誓が行われたあと、午前同様に総合問題、フラッシュ暗算、読上算、読上暗算が行われた。去年鬼籍に入られた加藤テレーザ先生、水馬米子先生のご功績を称える加藤テレーザ杯(段位・Aクラス)と水馬米子杯(Bクラス)争奪戦が繰り広げられた。
加藤テレーザ杯は小西ラファエル・リョウさん(平成そろばんアカデミー)、水馬米子杯はニコラス・リュウ・イタガキさん(ヌーメロ・アミーゴそろばんアカデミー)が獲得した。
各部門の表彰後、全国珠算教育連盟理事長杯(Bクラス)は松田アイカワ・ヘナトさん(平成そろばんアカデミー)、全国珠算教育連盟理事長杯(Aクラス)は渡辺ユズキさん(平成そろばんアカデミー)、全国珠算教育連盟理事長杯(段クラス)は小西ラファエル・リョウ君(平成そろばんアカデミー)が成績優秀につき獲得、斉藤ブラジル支部長から賞状とカップが手渡された。
平成そろばんアカデミーの浜崎みゆき代表は本紙の取材に、「そろばん学習に一生懸命励んできた生徒のみなさん、とても素晴らしい成果を発揮しました。おめでとうございます!ご家族をはじめ、ご協力していただいた皆様に心より感謝いたします」と述べた。
表彰式後、閉会式が行われ、斉藤会長が閉会の挨拶で選手達の健闘に敬意を表し、父兄を始め、教師、お手伝いの方々に対して労いの言葉を述べて、第63回全ブラジル珠算選手権大会を大盛況のうちに終了した。
■入賞者一覧■(各級一位のみ)(敬称略)
段位=小西ラファエル・リョウ(平成そろばんアカデミー)
1級=レオナルド・オガタ(ヌーメロ・アミーゴそろばんアカデミー)
2級=渡辺ユズキ(平成そろばんアカデミー)
3級=秋元アヤナ(平成そろばんアカデミー)
4級=林ダニエル・ケンゾウ(平成そろばんアカデミー)
5級=小西ガブリエル・ユウト(平成そろばんアカデミー)
6級=秋元シュンスケ(平成そろばんアカデミー)
7級=富田サクラコ(平成そろばんアカデミー)
8級=ブルーノ・フェルナンデス・カルモ(コレジオ・ウニスズ)
9級=松田アイカワ・イザベラ(平成そろばんアカデミー)
10級=ニコレ・ユビン・ソン(大志万学院)
11級=エンゾウ・フィロニ・ヨシダ(赤間学院)
13級=ジョアン・ルカス・キンキオ・モラレス(ヌーメロ・アミーゴそろばんアカデミー)
14級=カロリーナ・ヨシモト・タカノ(大志万学院)
15級=カリーナ・ヨシモト・タカノ(大志万学院)