中津川市使節団がブラジル訪問=レジストロ市姉妹都市記念式典で

来社した中津川市使節団(右から2人目が杉本会長)

 杉本潤中津川市姉妹都市友好推進協会会長ら使節団13人が31日、ブラジルに到着した。使節団は3日にサンパウロ州レジストロ市で行われる中津川市・レジストロ市姉妹都市提携43周年記念式典出席のため当地を訪れた。
 1日には使節団の杉本氏、吉村浩平中津川市議会議長、三尾泰一郎同協会副会長、渡辺淳二同協会参与、西尾拓巳同協会事務局ら5人が編集部を訪れ、姉妹都市関係推進活動への意気込みを語った。
 杉本会長は15年間も同役職を務めており、節目の度に6回もブラジルに訪問。父親も10年間同会長を任じており、ブラジルとの縁が深い。「レジストロは中津川にとって特別な場所。若い三尾副会長に今後は会長を任せ、世代交代を図って、さらに関係を活性化させたい」と述べた。杉本氏は仕事の関係で1日午前、米国ヒューストンからサンパウロ市入りした。
 渡辺参与は、中津川市は57の姉妹都市提携をしている中でレジストロは関係性が深く最も大事な都市だと述べ、「今後、留学や文化等どのように交流していけるか考えていきたい。中津川の特徴的な文化や特産をレジストロと技術交流をしていきたい」と意気込み、中津川独自の風流おどりをレジストロに伝えるなどのアイデアを語った。
 また、吉村市議会議長も「人的交流も含めて、いろいろな分野から中津川とレジストロの文化交流をより深めたい」と強調した。
 使節団は6日まで滞在し、レジストロ市で行われる日本人入植110周年記念式典や灯篭流し、姉妹都市会議などにも参加する。サンパウロ市ではブラジル岐阜県人会やイピランガ博物館、ブラジル日本文化福祉協会、ブラジル日本移民史料館を訪問。最終日にはリオ・デ・ジャネイロ市も視察する予定だ。

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