ブラジル山形県人会創立70周年記念式典の開催にあたり、山形県議会を代表いたしまして、一言、お祝いの言葉を申し上げます。
このたびは、ブラジル山形県人会創立記念式典に御招待いただき、誠にありがとうございます。佐藤会長様をはじめ、本日御出席の皆様方、関係各位の御尽力により、記念式典が盛大に開催されますことを心からお慶び申し上げます。
皆様、並びに先人の皆様には、ふるさとを遠く離れ、言葉、文化、気候など、環境が大きく異なる当地において、幾多の困難に直面されたことと思います。粘り強く勤勉な県民性を発揮し、不屈の精神をもってこれらを乗り越え、今日の確固たる地位を築き上げられましたことは、山形県民の大きな誇りであり、これまでの御労苦に対し、深甚なる敬意を表します。
また、ブラジル山形県人会におかれましては、会員の親睦をはじめ、農業はもとより、産業、文化等、各般の事業を積極的に展開されるとともに、本県とブラジルの相互理解の促進と友好親善の発展に大きく貢献されてこられたことに対しまして、改めて敬意と感謝を表する次第であります。
山形県議会では、母なる川「最上川」(もがみがわ)に象徴される山形県の美しい自然と歴史・文化を大切に守りながら、将来を担う子どもの健全育成や、産業の振興、安全で安心して生活できる地域づくりなど、更なる県勢発展に取り組んでいるところであります。
また、ブラジルとの友好親善交流につきましても引き続き取り組んでまいりますので、山形県人会の皆様におかれましても、今後とも本県はもとより、両国の友好親善のために御活躍されますよう御期待申し上げます。
結びに、ブラジル山形県人会の益々の御発展と、会員の皆様の御健勝と御多幸を祈念いたしまして、お祝いの言葉といたします。