ブラジル山形県人会創立70周年式典に参加した吉村県知事、森田県議会議長、天童市の山本市長、安孫子県農協中央会副会長理事ら慶祝団13人が、式典翌日の10月30日にサンパウロ市イビラプエラ公園内の開拓先没者慰霊碑を訪問した。
当日は、県連の市川会長と谷口ジョゼ副会長が一行を迎え、谷口副会長から慰霊碑と日系社会の先人であるブラジルに移住した日本人の歴史などが説明され、慶祝団による献花と記帳が行われた。
吉村県知事は、「ブラジルに移住した先人の苦労は計り知れないもの。心から敬意を表し、ご冥福をお祈りいたします」と述べた。
訪問団一行は慰霊碑訪問後、リベルダーデ区にある山形県人会館を訪れ、ブラジルで作られた和菓子を食べながら、佐藤会長や県人会の寒河江まりえ婦人部長、塩野茂子同副部長、役員らと懇談した。
吉村知事と談笑した寒河江部長(二世・71歳)は、「吉村知事が60周年式典で来伯した時もお会いしましたが、前と変わらず優しく親しみやすい腰の低い方でした。これからも山形と県人会の交流がより強くなること期待しています」と笑顔で語った。