「夫の浮気」といえば通常、相手は女だ。だが夫が妻の父親と浮気し、その事実を知った妻がフェイスブックで全容を暴露し、傷害事件に発展する珍しいケースが発生。この投稿を、別の人物がXでシェアしたことで一気に拡散され、「こんな浮気の組み合わせがあったのか」と論争の的となっている。22日付テラ・サイトなど(1)(2)(3)が報じている。
これはサンパウロ州内陸部アララクアラ市で起き、ネット外でも大きな混乱に発展した。妻カミラ・オリベイラさんは、二人の関係を知って激怒した。
目撃者によると、家族内で激しい口論に発展し、混乱のさなかカミラさんが夫の車の窓ガラスを割った後、現場に駆けつけた彼女の父親が、車に火をつけたという。SNSで拡散された動画のひとつでは、父親が怒鳴りながら近隣の家々に瓶を投げつける様子が映っており、女性の一人がガラスの破片に当たった。制御不能となった父親はその後、通行人に取り押さえられた。
カミラさんは父親の携帯電話の中に、父親と夫のメッセージのやり取りを発見したという。さらに2人がモーテルから出るときの動画や、夫のヌード画像、性行為の録画まで見つかった。彼女はすべてをフェイスブックに投稿した。
夫はコメントで、義父に恐喝されたから関係を持たざるを得なかったと自分自身を擁護した。だがカミラさんは、「2人とも卑怯者で、誰も何も強制していない。2人は2年もの間、私を騙し続けていたのよ」と夫の発言に反論する投稿をした。
ネットで暴露されただけでは飽き足らず、カミラさんは2人のメッセージのやり取りを印刷して街中にばらまいた。この事件は傷害事件として届け出され、捜査が進められている。