【27日の市況】IPCA-15とCagedでマークされた週の初めにIbovespa0.17%小幅上昇、ドルは0.03%上昇=今週はIPCA-15、鉱工業生産とCAGEDデータに関心集まる

 Ibovespaは125,731.45千ポイントで月曜日(6)に0.17%上昇した。インデックスはダウンして一日を終えた国外市場の動きから自分自身を切り離した。
 「将来の金利と鉄鉱石の変動に最も敏感なセクターの強い反応は、今日のIbovespaはプラスを維持した。中央銀行が発表したフォーカス・ブレティンでは、2023年末のIPCAの予想が引き下げられ、間違いなく、これは今日の小売セクター全体とテクノロジーセクターの上昇を裏付ける内部要因である」とGTキャピタルの株式部門長兼パートナーであるアンダーソン・シルバ氏は述べた。
 ブラジルのインフレ指標と雇用指標、米国の物価指標が発表されるこの週初め、ウォール街は主要株価指数は下落して引けた。ダウ平均は0.14%安、S&P500は0.20%安、ナスダックは0.07%安で取引を終えた。
 国債市場では、10年債利回りが10.1ベーシスポイント(bp)低下の4.383%、2年債利回りが7.3bp低下の4.886%、5年債利回りが9.6bp低下の4.385%となった。
 ドルは0.03%上昇し、買値4.899レアル、売値4.900レアルで取引を終えた。米国通貨は世界の主要通貨に対して上昇し、DXYは0.18%下落した。
 原油価格は、イスラエルとハマスの停戦延長、石油輸出国機構(OPEC)加盟国間の意見の相違、中国の景気減速などのニュースにより、投資家が供給逼迫に対する予想を調整したため、下落して引けた。
 2024年1月物のWTI原油は、0.90%(0.68ドル)安の1バレル74.86ドルで取引を終えた。インターコンチネンタル取引所(ICE)で取引される2月物のブレント原油は、0.75%(0.61ドル)安の1バレル79.87ドルだった。
 ブラジルでは、国債利回りの低下に伴い、金利も低下した。
 「将来の金利は、国債利回りの低下に追随したが、リスク・バランスを改善する内部要因からも恩恵を受けた。10月の徴税額とSTFが裁判所命令の債務支払いを承認したことで、財政シナリオがより明確になった」とノモスのエコノミスト兼パートナー、アレクサンドロ・ニシムラは語った。
 2025年1月限のDIレートは10.41%(前回10.444%)、2026年1月限のDIレートは10.085%(同10.172%)だった。
 長期の契約では、2027年1月限のレートは10.22%と、前回の10.332%から低下し、2028年1月限のレートは10.48%と、前回の10.596%から低下した。2031年1月限は10.87%と、10.985%から低下した。
 この日のイボベスパ指数は、教育セクターが上昇し、ヴァーレ(VALE3)とペトロブラス(PETR4)が下落するなど、不安定な動きとなった。この日のハイライトのうち、エネバ(ENEV3)とビブラ(VBBR3)の合併の可能性は、セッションで両者を下げた。
 「YDUQ3、COGN3、LREN3 などは株式市場の上昇率上位にランクされ、投資家のリスク選好度が上昇余地の大きい銘柄に集中していることを示している。イールドカーブの下落がこれらの銘柄に利益をもたらしていることは間違いない。
 この日最も上昇したのは、JPモルガンから高値推奨を受けたYduqs(YDUQ3)で10.74%高の21.25レアル、Cogna(COGN3)で7.19%高の3.13レアルだった。

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