CⅠATE(国外就労者情報援護センター、二宮正人理事長)は3日午前9時から午後5時35分、「2023年度CIATEコラボラドーレス会議」をサンパウロ市リベルダーデ区のブラジル日本文化福祉協会2階貴賓室(R. São Joaquim, 381)にて開催する。テーマは「在日ブラジル人の職業訓練及び能力開発」。参加費無料。
日本からオンラインで参加する講演者の熊田知俊さんは厚生労働省職業安定局外国人雇用対策課長補佐を務める人物。当日は「最近の日本の雇用情勢と日系ブラジル人労働者への支援政策」について講演する。
日本から参加の丹野清人さんは東京都立大学社会学部教授を務める。「公立高校での学習支援から日系人を含む外国籍子弟の将来への接続の問題点を考える」をテーマに講演をする。
その他講演者として、日本の工場で働きながら学校に通い、手に職をつけたエステシャンのミレーニ・ハルミ・ミウラさん、日本でWeb関係の起業をしたカルトン・ユゲさん、日本でブラジル人学校に通い、一度はブラジルに戻るもその後日本で働きながらまつ毛スタイリストの技術を磨き上げ、現在は、ブラジルでまつげスタイリストとして活躍するプリシーラ・ミキ・ユアマ氏が登壇する。
その後、二宮理事長による「日系4世の現状について」の講演、CIATE日本語教室に通う日系4世生徒による日本語を学ぶ意義や日本への想いについての講演、CIATE協力員のダニエーリ・ナカムラ・ニシタニさんの日本での経験談披露、デカセギの両親を題材にしたドキュメンタリー映画『Bem vindo de novo』を制作したマルコス・ヨシ監督が自身の経験と映画製作について話す。
案内のため来社した照屋エイジCⅠATE専務理事は「今回は体験談講演が多く、来場した方も共感する内容が多いのではないかと思います。途中参加、途中退出自由ですので、より多くの方に来てもらえたら嬉しいです」と参加を呼び掛けた。