「私は姉の弟と結婚してます」=困惑する愛の物語が話題に

家系図(28日付G1サイトの記事の一部)
家系図(28日付G1サイトの記事の一部)
アリアジニさん、カルロス・ジュニオールさん夫妻(Foto: instagram @ ariadnembarros)
アリアジニさん、カルロス・ジュニオールさん夫妻(Foto: instagram @ ariadnembarros)

 弁護士でインフルエンサーのアリアジニ・バロスさん(27)は、夫カルロス・ジュニオールさん(27)が「姉の弟」であることをSNSで明かし、多くの人々に疑念を抱かせ、混乱を招いて話題となっている。二人は2022年2月から結婚しており、実際には血はつながっていない。彼らの困惑する愛のエピソードを28日付エスタード(1)(2)などが紹介している。
 物語は、ブラジル北東部バイア州サルバドールから100km離れたフェイラ・デ・サンタナ市で、アリアジニさんが生まれる前に始まった。彼女の父ジョアレスさんは、最初の結婚でジュサラさんとの間に娘、ジャニーニさんをもうけた。しかしその夫婦関係は上手くいかず、二人は離婚する。しばらくして、ジョアレスさんは再婚し、アリアジニさんが誕生した。
 一方、ジョアレスさんの前妻ジュサラさんはカルロスさんと出会って再婚し、未来の夫カルロス・ジュニオールさんが生まれた。
 このように、ジャニーニさんはアリアジニさんにとって同じ父親から生まれた姉であり、カルロス・ジュニオールさんにとっては同じ母親を持つ姉となる。
 二人はお互いが13歳の時に付き合いを開始した。エスタードの取材に対し、「私はフェイラ・デ・サンタナ市に父親と一緒に住んでいて、彼はサルバドール市に姉と住んでいた。私は学校の長期休暇になると決まってサルバドールで過ごしていたから、次第に惹かれ合うようになった」とアリアジニさんは語る。
 家族が二人の交際を知った時は大変驚いたが、好意的に受け入れられたという。アリアジニさんの父親とカルロス・ジュニオールさんの母親は離婚こそしたが、娘を通じて強い友情を築いており、両家族の仲が非常に良かったとのこと。「もし家族間に何か問題や嫉妬があったなら、私達の交際は成功しなかったでしょう。両親は彼をすでに知っていたので、安心してくれたわ」と彼女は話す。
 当時二人は別々の街に住んでいたため、11年間は遠距離恋愛を貫き、週末ごとに行き来して愛を育んだと言う。移動はバスがほとんどだったが、時には両親が車で送ってくれ、二人の交際をサポートした。
 二人の共通の姉であるジャニーニさんが、この話に一番驚いていたという。「姉にとっては本当に複雑なんです。彼女は私たちと一緒に街を歩きながら、『見て、この二人は私の弟妹なの。でも彼らは結婚しているのよ』って笑いながら周囲に話すの。不思議だけど、姉も私達の関係にはとても冷静だった」と話す。
 しかし、父方の祖父は二人の関係を理解していないのだとか。「祖父は父の最初の妻を知っているので、私がその息子と結婚していることは理解し難いと言っている。きちんと説明しようとしても『それはありえない』という感じで、聞き耳を持ってくれないわ」とアリアジニさんはコメントした。
 2人は昨年正式に結婚し、サルバドールで子犬と暮らす。将来は二人の子供を持ちたいと語った。 

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