展示「ありがとうカフェ」開催中=移民史料館、開会式に林大使ら

記念プレートを受け取る山下運営委員長(左)

 ブラジル日本移民史料館(山下リジア運営委員長)は11月21日、特別展示「ありがとうカフェ」の開会式をサンパウロ市リベルダーデ区のブラジル日本文化福祉協会ビル内同史料館で行った。式典には史料館関係者を始め、林禎二駐ブラジル日本国特命全権大使ら70人が参加した。
 式典には在サンパウロ総領事館清水享総領事、サントスコーヒー博物館研究員のピエトロ・アモリン氏、日本から大野裕枝JICA横浜移民資料館館長らが出席した。
 挨拶に立った山下運営委員長は、特別展開催の喜びを述べるとともに、水野龍や山本喜誉司などブラジルと日本のコーヒーにおける繋がりを語る際には欠かすことのできない人物の紹介を行った。

展示されているアリアンサ園産のコーヒー

 林大使は「移民の方々はコーヒー栽培でブラジルの経済と文化を支えてきました。そして現在、ブラジル産コーヒーは日本市場の約30%を占めています」とコーヒーで結ばれる日伯の絆を強調し、特別展の開催を祝った。
 JICAブラジル事務所江口雅之所長から、同史料館の日系社会への貢献を称える記念プレートが山下運営委員長に贈られた。
 式典終了後には、コーヒーとともにコーヒーゼリーなどが振舞われ、参加者らは親睦を深めた。
 特別展示「ありがとうカフェ」は1月31日まで開催。開場時間は火~日曜日午前10時~午後5時。毎週月曜日は休館。年末年始は12月18日~1月5日が休館。

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