サンパウロ市南部にある南米有数のビジネス街ファリア・リマ地区のビル屋上に、ゴルフ練習場が建設中だ。オープンは来年１月３１日だと８日付ヴェージャ（１）が報じている。
ブラジルのゴルフ代表のフィジカルトレーナーであるアランチス姉妹が、２０１７年に開業したゴルファー専門のフィットネスジム「Ｔｉｒｏ Ｃｅｎｔｒｏ Ｇｏｌｆｅ」の２号店としてファリア・リマ地区にオープンする。
ビル屋上１２００平方米のスペースに１５万レアルを投資して同施設が作られている。３０ヤード（約２７・５ｍ）の練習エリアを完備し、アマチュアとプロの両方に向けたクラスが開かれる予定だ。
「サンパウロ州のゴルフ場は市内から遠く、気軽に、トレーニングできる場所を作りたかった」と姉のダニエラさんは説明する。
フィジカルトレーナーの資格を持つ彼女たちは、妹のダニエラさんがゴルファーと結婚するまで、ゴルフというスポーツに触れたことがなかったという。 わずか３５平方米の１号店をヴィラ・ノヴァ・コンセイソン地区に開業し、ビジネスの機会を見出した後、彼女たちはますます市内のプレーヤーから要望を受けるようになった。
「生徒たちにファリア・リマの住民やビジネスマンが多かったので、２号店はこの土地を選んだ」とダニエラ氏は説明する。同地区はサンパウロ市の金融街として知られている。
施設内に仮想シミュレーター、理学療法室、更衣室を完備し、テラスには芝生が敷かれ、生徒たちは実際のゴルフ練習と同じ状況でスポーツを楽しむことができる。
月額１５００レアル（約４万４千円）で子供から高齢者までを対象とした授業が提供され、１時間あたり最大１０人まで収容可能だ。施設は保護ネットで囲まれ、事故防止や、ボールが飛び出さないように配慮されている。
「ブラジルを代表するアスリートだけではなく、多くのゴルフ愛好者がすでに我々の顧客となっている。そのために事業を拡大し、一般的な筋トレ以外の選択肢でカロリーを消費したい人たちに対して、魅力的な経験を提供したいと考えている」とガブリエラ氏は話した。
