田中龍夫揮毫の「拓魂」寄贈=移住家族会子弟研修OBら史料館に

左から西脇参事、元日本海外移住家族会連合会移住者子弟研修生OBの多田、中曽根勝、伊江朝彦各氏。山下リジア史料館運営委員長、中島エドアルドブラジル日本文化福祉協会事務局長

 世界各国の日本人移住者とその家族の支援に尽力した日本の政治家・田中龍夫氏(1910~1998年)が「拓魂」と揮毫した書画の原本が、海外日系人協会・西脇祐平参事と元日本海外移住家族会連合会移住者子弟研修生OBの多田和文氏(サンパウロ市在住)らによって5日、ブラジル日本移民史料館へ寄贈された。
 田中龍夫氏は、田中義一内閣総理大臣の長男として山口県萩市で生まれ、戦後、貴族院議員を経て、公選制初の山口県知事となった。その後、13連期連続で衆議院当選を果たし、総理府総務長官、通商産業大臣、文部大臣、自民党総務会長を歴任した。

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