JETROサンパウロ事務所の原宏所長(青森出身、56歳)が11月28日、帰任挨拶のため、後任の井上徹也さん(大阪、51歳)と共に編集部を訪れた。
原さんは2020年に同事務所所長として着任。以前にも94年から97年にリオ・デ・ジャネイロ、08年から12年にサンパウロ市での勤務経験があり、ブラジルでの通算勤務経験は10年となった。
原さんは今回の在任期間を振り返り、関係者への感謝を述べると、「多くの日本企業が伯国進出を考えています。サンパウロには人を惹きつける力があり、それでいて日本へ強い関心をもっているということをもっと多くの人に知ってもらいたい」と語った。
後任の井上さんは学生時代にミナス州ジュイス・デ・フォーラに留学経験があり、ジェトロ入所後は、リオ・デ・ジャネイロとサンパウロ市で勤務経験がある。直近は大阪で食品輸出に関する業務に携わっていた。
井上さんは、昨今の日伯間の輸出入状況や、伯国から日本への投資事例などを挙げながら「企業と連携し、日伯関係がより良くなるよう貢献していきたい」と抱負を語った。