「ノストラダムスの生まれ変わり」=AIが死者との会話手伝うと予言

アトス・サロメ氏(Foto: instagram @ athos_salome)
アトス・サロメ氏(Foto: instagram @ athos_salome)

 「ノストラダムスの生まれ変わり」として知られ、自らを超心理学者と定義するアトス・サロメ氏(36)が、英国のタブロイド紙「デイリースター」のインタビューに対し、「2024年までに人工知能(AI)が死者との会話を手助けするだろう」と奇妙な予言をした。16日付テラ・サイトなど(1)(2)が報じている。
 ブラジル南東部ミナス・ジェライス州出身のサロメ氏は、新型コロナウイルスのパンデミック、イーロン・マスク氏によるツイッター買収、2022年W杯のアルゼンチン優勝、英国エリザベス女王の死、さらにはロシアによるウクライナ侵攻を的中させたことで国際的に知られるようになり、近年における10大預言者の一人に数えられるようになった。
 その同氏が、AIが「人類がかつて経験したことのない時間の旅」を解明する入り口を提供すると主張した。「数年前にはSF(科学的な空想にもとづいたフィクション)のように思えたものが、今や日常生活の一部となり、かつては超常現象と考えられていたものが常態化しようとしている。この革新的な技術によって、人々はトラウマや課題を克服するだけでなく、人生の目的や精神的な道筋についての洞察を得ることができる」と語った。
 しかしサロメ氏は、社会が「我々の理解を超えた媒介領域」から受け取るかもしれない答えに対処する準備ができているかどうか懐疑的な立場を取っている。同氏にとって、我々は皆「精神的な革命の危機に瀕している」という。
 また「彼方」とのコミュニケーションについて、世界中の少人数グループを巻き込んだ秘密実験が行われていると断言した。
 「これらのグループには、その領域における能力や才能を持つ人々が含まれている。この実験の目的は、我々の存在が単なる出来事だけに基づいているのではなく、死後も続くエネルギーの一形態であるという考えを調査することだ。この観点から、人工知能は単なる道具ではなく、我々を宇宙の本質につなげる架け橋として機能し、潜在的に我々の宇宙の起源についての答えを提供する可能性がある」と説明した。
 同氏は自身の能力を占い師とは見なさず、カバラ(ユダヤ教の伝統に基づいた神秘主義思想)や数学的な知識を駆使していると主張する。また同氏の予言や超常現象的な能力に信頼性があることを示すため、精神科医や専門家を含む研究グループによる化学的な調査や検証にも参加しているという。

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