【2024年新年特集号】平和や幸福、慶びに満ちた新年に=サンパウロ日伯援護協会 会長 税田パウロ清七

税田パウロ清七会長

 新年明けましておめでとうございます。
 2024年を迎えるにあたり、ブラジル日報協会の読者の皆様方におかれましては健康に留意され、繁栄と平和、幸福と慶びに満ちた新年となることを祈念いたします。
 援協は、社会福祉分野で4つの老人ホーム(カンポスさくらホーム、サントス厚生ホーム、スザノ・イペランジアホーム、あけぼのホーム)を運営しており、現在、総入居者数137名、従業員数222名を擁する大組織となっております。
 医療分野では、日伯友好病院、リベルダーデ区の日伯友好病院医療診断センター(CMD)、サンミゲル・アルカンジョ病院、イタペチニンガ病院(HLOB=レオ・オルシ・ベルナルデス博士病院)、自閉症児療育施設(PIPA)、巡回診療の6部門を運営。各部門に計3139名のスタッフが勤務しております。
 また、社会福祉・医療両分野の登録従業員、外部委託従業員、自営業者の総数は、従業員3361名、医師1041名に及び、援協の発展のために協力してくださっている5055名の会員の皆様に感謝の意を表します。
 2020年から2022年にかけての3年間は新型コロナウイルスの感染拡大により、傘下の4つの老人ホームでは対面式イベントが行えませんでしたが、2023年はコロナ禍も収まり、従来のイベントが再開できるようになりました。
 例えば、スザノ・イペランジアホームでのダリア祭りやイペー祭りには日系社会をはじめ、数多くのブラジル人の方々の参加も賜わりました。また、カンポス・ド・ジョルダン市のさくらホームでは4週末にわたって桜祭りが開かれ、サントス厚生ホームとあけぼのホームでもそれぞれ小規模イベントが実施されました。
 イベントの収益は、各老人ホームを維持するための重要な資金源となっており、各施設の収入増加に大きく貢献していただきました皆様に、心から感謝の気持ちを捧げたいと思います。
 結びに、ブラジル日系社会の出来事を報道されているブラジル日報協会と、読者の皆様方をはじめ、日頃から援協の活動にご尽力いただいている全ての方々のご多幸とご健勝を改めて祈念致しまして、私の年頭の挨拶とさせていただきます。

2024年 元旦

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