3日、W杯後では初の試合となるサッカー・ブラジル代表(セレソン)の招集メンバーの発表が行われ、10代選手5人をはじめ、9人が初選出という大胆なものとして話題を呼んだ。3日付UOLサイトなど(1)が報じている。
今回の招集ではエースのネイマール、正ゴールキーパーのアリソン、W杯に出場した若手ウィングのラフィーニャ、マルチネッリなどが招集されなかった。
代わりに、キーパーのミカエル、右サイドバックのアルトゥール、センターバックのロベルチ・レナン、ミッドフィールダーのアンドレイ・サントス、フォワードのヴィットール・ロッケと、5人の10代選手が選ばれた。
それに加え、ミッドフィールダーにジョアン・ゴメス、アンドレと、2人の2001年生まれの若手有望株、さらに国内で圧倒的な強さを見せるパルメイラスからミッドフィールダーのラファエル・ヴェイガ、フォワードのホニがいずれも初選出された。
今回、選出にあたったのはラモン・メネゼス代理監督だ。ラモン氏は2月に行われたU20南米大会で、同部門としては12年ぶりの南米一を達成したばかりだ。今回、そのメンバーが5人選ばれている。
さらにジョアン・ゴメス、アンドレ、アンドレイ・サントスと、近年セレソンが最も手薄だと指摘されていたミッドフィールダーに、フラメンゴ、フルミネンセ、ヴァスコ・ダ・ガマと、リオの名門3チームから昨年台頭し「三羽烏」と目されていた有望株を招集したことでも注目されている。
こうした若手の選手たちが、リシャルリソンやヴィニシウス・ジュニオル、アントニー、ロドリゴ、パケタといったW杯で活躍した25歳以下の若い選手たちと組むことになる。これを評論家ミウトン・ネーヴェス氏は「チッチ前監督のW杯のメンバーより圧倒的に面白い」と称したのをはじめ、好評で迎えられている。
セレソンの試合は25日、W杯4強のモロッコと行われる。