池坊南米支部(高田和枝支部長)は20日午後2時から4時まで、サンパウロ市のサンパウロ日伯援護協会5階ホールで「初生け」を今年も開催する。今年創立64周年を迎える同支部が約50年前から行う伝統行事だ。パンデミック中の21年、22年以外は必ず開催されてきた。
当日は午前8時ほどから会員がその場で活け始め、約25点が展示される予定。入場無料。昼から来賓を招いて式典を開催し、午後2時から一般開放となる。
高田支部長によれば、「日本の初生けでは主に松竹梅がアレンジされ、冬でも枯れず長生きを意味する松、折れにくく生命力が強い竹、気高い香の美しい花を咲かせる梅で正月を祝います。ブラジルではそれができないので、こちらの花材、ストレリチア(極楽鳥花)、アントゥーリオ(アンスリウム・アンドレアナム)、椰子の葉っぱなどを良く使います。皆さんブラジルらしい生け花を見に来てください」と呼びかけた。