サンパウロ市=カーニバルのスポンサー未定=ブロッコは独自の支援を模索

ブロッコのメンバーら(G1サイトの記事の一部)
ブロッコのメンバーら(G1サイトの記事の一部)

 道のカーニバル開始まで1カ月を切る中、サンパウロ市では公式スポンサーが確定しておらず、500を超えるブロッコ(路上カーニバルを行うグループ)が独自のスポンサーシップを獲得すべく奔走している。6日付G1サイト(1)が報じている。
 サンパウロ市はまだ、今年のカーニバルの公式スポンサー企業を決めておらず、ブロッコの練習日程も明らかにしていない。2月3日のプレ・カーニバルから17~18日のポス・カーニバルに至るまで、街頭パレードの日程は既に決まっているものの、イベント中に発生する可能性がある、安全、健康面での問題や損害に対処するための情報やガイドラインは周知されておらず、ブロッコの主催者らが不満を募らせている。
 一方、6日付G1サイトの記事によると(2)、カーニバルに向けた商業活動は活気付いている。サンパウロ市セントロ(中央部)の3月25日街は新年最初の土曜日となる6日、新学期に備えた購買活動と重なって、多くの人でごった返した。同街に店を構えるピエーリ・スフェイル氏によれば、多くの人々は年明け前からカーニバル用の衣装やアクセサリーを求めて来店しているし、商店主達も、今後20日間の繁忙期に備えた商品や在庫を十分に揃えてあるという。2024年のカーニバルは歴史的な低失業率と世帯収入の回復の時期に重なっており、新学期用の学用品を揃える動きと共に小売業の成長を促し、市内きっての商用地区の地域経済が活性化していると報じられた。

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