セレソン監督にドリヴァル就任=FIFAがCBFを訪問調査

セレソン新監督のドリヴァル・ジュニオール氏(Foto: Divulgação)
セレソン新監督のドリヴァル・ジュニオール氏(Foto: Divulgação)

 7日付オ・ジア紙(1)によれば、ブラジルサッカー連盟(CBF)の会長にエジナルド・ロドリゲス氏が復職してすぐの7日、かねてから打診していたドリヴァル・ジュニオール氏(61)がセレソンの新監督に就任することが明らかになった。ドリヴァル氏は23年4月からサンパウロFCの監督を務め、チームはブラジル杯のタイトルを獲得し、次のリベルタドーレス杯の出場権を確保した。
 サンパウロ州内陸部のアララクアラ市に生まれたドリヴァル氏は、現役時代はミッドフィルダーとして活躍し、80年代後半から90年代にかけてグレミオとパルメイラスで頭角を現した。
 指導者としては、フォルタレーザ、アヴァイ、ジュヴェントゥージ、クリシウーマ、クルゼイロ、サントス、アトレティコMG、インテルナシオナル、フラメンゴ、パルメイラス、フルミネンセ、アスレチコ、セアラ、サンパウロFCなどで活躍。リベルタドーレス杯優勝1回、ブラジル杯優勝3回、セリエB優勝に1回導いた実力者で、その手腕が期待される。
 一方、CBFは8日、国際サッカー連盟(FIFA)と南米サッカー連盟(Conmebol、以下南米連盟)から幹部を迎え、エジナルド会長の更迭から復職までのプロセスについて、組織内の状況調査を受けた。8日付オ・テンポ(2)(3)(4)などが報じている。
 焦点は、通常の法的手続きや裁定が、サッカー組織の運営に外部的な介入をもたらすかどうかを調査・考察するためであった。今回の訪問は、リオ司法裁判所がエジナルド氏をCBF会長の職から解任した1カ月後に行われた。解任の経緯は本紙12月9日付(5)、復職に至る動きは本紙6日付(6)に詳報。
 FIFA法務部長のエミリオ・ガルシア氏は、最高裁のジルマール・メンデス判事がエジナルド氏を会長に復職させる判決を下したことを賞賛。CBFによれば、正式な会長が不在では国際大会における選手登録が認められず、パリ五輪出場から除外される重大な危機にさらされていた。
 ガルシア氏は、「ブラジルのサッカー界はエジナルドを民主的に選んだ」と強調した上で、「我々は最高裁の判決に安堵している。エジナルドが会長職に復帰し、ブラジルのサッカーの状況が元に戻り、再び自らの会長を選出する権限や手続きが回復したことを喜んでいる」と述べた。

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