ネイマールがダニに送金=親友の減刑に15万ユーロ

セレソンで共にプレーしたネイマールとダニエル容疑者(9日付オ・グローボ・サイトの記事の一部)
セレソンで共にプレーしたネイマールとダニエル容疑者(9日付オ・グローボ・サイトの記事の一部)

 ネイマールが元チームメイトで親友のダニエル・アウヴェス容疑者(略称ダニ)の減刑のために、15万ユーロ(80万レアル、2400万円相当)を送金していたことが分かったと、9日付UOL(1)(2)などが報じている。
 ダニエル容疑者は、23歳のスペイン人女性への性的暴行の疑いで2023年1月に逮捕され、現在もバルセロナで勾留中。資産が凍結されているため、ネイマールに財政的な援助を求めたようだ。
 弊紙2023年10月18日付(3)で報じたように同年8月、ダニエル容疑者の弁護人の一人であるミライダ・プエンテ氏により、スペインの裁判所へ15万ユーロの罰金が支払われていた。これにより、ダニエル容疑者に有罪判決が下った場合、刑を軽減する可能性がある。
 ダニエル容疑者に近い3人の情報筋によると、同資金はネイマールの父親であるネイマール・ダ・シウヴァ・サントス氏がプエンテ氏に送金したもので、UOLはすでに証拠となる送金記録を入手しているという。
 さらに同年6月には、ネイマールの父親の企業で昔から法定代理人を務める、グスタヴォ・シスト氏を代理人に指名し、財産管理を委託した。同日、元妻のディノラ・サンタナ氏を管理者から外した。
 サンタナ氏はダニエル容疑者と03年に結婚し、12年の離婚後も彼の事業や財産の管理において重要な役割を果たしていた。しかし19年以降、ダニエル容疑者は子供2人の養育費支払いが次第に不規則になり、22年に支払いが停止した。拘留後に二人の関係はついに破綻し、養育費の不払いに関する法的な対立が始まったとされる。
 ダニエル容疑者は今年2月5日にスペインでの裁判を控えており、同国で性的暴行罪について審理が始まる予定だ。
 UOLがネイマールのマネージャーに問い合わせたところ、この件に関しては何もコメントはないと話したという。

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