リカルド・ヌーネス・サンパウロ市市長は10日、サンパウロ市で電力供給を行っているEnel社の社長を「嘘つき」と批判。市内の電力供給契約を打ち切ることも希望している。同日付UOLサイト(1)などが報じている。
ヌーネス市長の発言は、8日から繰り返されている午後の強いにわか雨で、Enelが管轄する地域で連日で停電が起こっていることに対するものだ。Enelは昨年11月3日の豪雨の際も、市内の広域で数日間、最悪の場合は1週間という長期の大停電で業務内容を問題視されており、上層部がサンパウロ市議会の議会調査委員会(CPI)で事情説明を求められていた。ヌーネス市長はこの際も、Enelのサンパウロ市内での営業認可の取り下げを希望していた。