最高裁のジアス・トフォリ判事は、セルジオ・モロ上議(ウニオン)がパラナ州連邦裁判事時代に、デラソン・プレミアーダ(司法取引)で取引した容疑者に違法な情報取集や盗聴などを強要した不正疑惑に関する捜査の開始を許可した。それに対し、モロ氏は「犯罪者トニー・ガルシアによる空想だ」と真っ向から否定。同上議は現在、2022年の上議選での違反疑惑をめぐり、パラナ州選挙地域裁で上議罷免のかかった裁判を闘っている最中だ。
これは、モロ氏を訴えている元パラナ州議で企業家のアントニオ・セルソ・ガルシア氏(通称:トニー・ガルシア)が昨年暴露した、司法取引に関する疑惑の告発に基づいている。同氏の証言に基づき、連邦警察、連邦検察庁が共に捜査の開始許可を求め、トフォリ判事が捜査開始との判断に踏み切った形だ。この判断は昨年の12月19日、最高裁が年末の休暇に入る前日に行われていた。