サウーデ文化体育協会(阿久津パウロ会長)は20日午後4時、同協会発行のポルトガル語『日本の歴史・漫画』の第4刷発表会をサンパウロ市クルシーノ区の同協会会館(Rua Diogo Freire, 307)にて行う。協賛は宮坂財団(西尾ロベルト会長)。
同書の初版は、1995年の日伯修好通商航海条約100周年を記念して出版された。原作を佐藤フランシスコ紀行さんが担当し、絵は楠本ロベルトさんとアントニオ・パウロ・ゴウラルトさんが担当した。
第4刷は日本人ブラジル移住115周年を記念して企画された。
内容は日本の縄文時代から現代までを網羅。第4刷では東京五輪や安倍晋三元首相の銃撃事件などの書き下ろしページを追加して改版した。
本のサイズは横185mm、縦230mm。印刷は白黒、全166頁。販売価格は40レアル。これまでに計7500部が売れたという。
同協会の出版実行委員会の桂川トミオさん、鈴木ジョージさんによれば、同書の出版企画は1993年に日本語学校の矢野京子先生の提案から始まり、南米銀行の橘富士雄氏の後押しや、二宮正人サンパウロ大学教授(当時)の監修協力を得て、2年がかりで初版が完成したという。
ポ語漫画で日本の歴史を学べるため、日本語が読めない世代へのプレゼントに最適な1冊いえそうだ。