ブラジル三重県人文化援護協会(広瀬哲洋(てつひろ)会長)は13日、三重県が実施する「ブラジル三重県人会招へい事業」に参加する同県人会の青年3人を母県へ送りだした。青年らは27日まで滞在し、県庁や三重大学、伊賀流忍者博物館、熊野古道などを訪問し、母県の歴史や文化を学ぶ。
同招へい事業では、県人会の青年らを三重県に招き、同県の歴史や文化を学び、その魅力を動画やSNS、報告会などを通じてブラジルで幅広くPRし、県人会に関心を持つ人を増加させ、若い世代の県人会加入や活動参画を促進することを目的としている。
青年らのSNS上での情報発信が、日本文化に興味を持つブラジル人にも伝播し、三重県の観光促進にもつながることが期待されている。
今回三重県を訪れるのは、三重県人会剣道部の親川ルカス哲也さん(20歳)、宮崎翔吾さん(20歳)、高橋ヴィートルさん(22歳)。
ショウゴさんは「三重に行く機会をいただいたことに喜びを感じています」と語り、ルカスさんは「三重県の歴史や文化の理解を深め、多くの人にその魅力を伝えられるようになってきます」と意気込みを語った。ヴィートルさんは「この事業が今後も継続され、ブラジルと三重県の架け橋になるよう、三重県のことを深く学んできたいです」と抱負を語った。
訪問団責任者として同行する剣道部指導者の塩野エジソン正幸さんは「三重の自然や文化の美しさをブラジルに広め、三重のファンがますます増えるよう努力します」と力強く話した。
青年らは帰国後、三重県人会で若手リーダーとして県人会の活動に協力する。
三重県での活動の様子はインスタグラムやティックトック、ユーチューブ(アカウント名mieamigos)で発信されている。