「この子の名前は、ソクジン・ナムジュン・シルヴァ・コスタ(Seokjin Namjoon Silva Costa)よ」――あるブラジル人女性が生まれたばかりの息子に、KーPOPグループBTSのメンバー2人の名前をつけたことを明かした動画がSNS上で拡散され、話題になっている。
この母親は「最初はBTSのメンバー7人全員の名前をつけたかったが、どこの登記所も許可しなかったため、仕方なく厳選した2人の名前をつけることになった」と動画で語っている。16日付エストラ・サイトなど(1)(2)が報じている。
母親はカメラの前で「みんな酷い名前だって言うけど、私が母親。私が好きで選んだ名前だから、誰にも文句は言わせない」と生まれたばかりの赤子を抱えて、こう言い切る動画を投稿した。
実は、これは今に始まった事ではない。この母親ジャケリーニさんには、すでに二人の子供がおり、同動画内で、それぞれの名前を「デクスター」(米国TVドラマシリーズ『デクスター〜警察官は殺人鬼』原題:Dexter=)と、「アンジェリーク・プリンセス」(人気ホラー映画『ヘルレイザー』シリーズに出てくるお姫様キャラ)と明かした。
一人目の子どもの名は「表向きは警察官だが実はシリアルキラーという主人公」、二人目は「迷宮のホラー王女」と見られ、いずれもかなり尖ったキャラだ。母親のかなり個性的な趣味が、そのまま命名に反映されているようだ。
この動画は12日に投稿され、18日現在、22万件の「いいね!」を集めている。
ネット民の反応としては「シリアルキラー主人公名よりBTSメンバー名の方が遥かに良い」とのコメントのほか、「この子は72歳になっても、自分の名前を発音できないだろう」「初めて自分の名前を書こうとする子供を想像してみてほしい」「登記所で認められない名前をつけられるなんて、犯罪だ。成人になったら自分で名前を選ぶ権利を持たせる法律が必要だ」などのコメントも書き込まれていた。
ジャケリーニさんはインスタグラムで1万9千人以上のフォロワーを持ち、子育てとライフスタイルに関するコンテンツを制作している。かねてからBTSのファンを公言していた。