連邦警察は25日、ブラジル情報庁(Abin)元長官のアレッシャンドレ・ラマジェン下議(自由党・PL)らを対象とする家宅捜査を行った。同氏が長官だった時代に同諜報機関を私的な目的で流用して、ボルソナロ前大統領の政敵とされる政治家や判事、ジャーナリストらを監視していたという疑惑が昨年から浮上していた件だ。連警は事態を重く見ており、今回は却下されたが、同氏の下議停職も求めていた。同日付G1サイト(1)、フォーリャ紙(2)、アジェンシア・ブラジル(3)などが報じている。
25日、連警はラマジェン氏に関連するブラジリアの下院議員事務所とリオ市の自宅を捜査。捜査令状は連邦直轄区で18、ミナス・ジェライス州ジュイス・デ・フォラ、同州サンジョアン・デル・レイ、リオ市各1の計21件で、連邦警察官7人の公務執行の即時停止などの予防措置も要請した。