Ibovespaは月曜日、ゴル航空(GOLL4)の株価が30%以上下落し、下落率トップとなった
今週は、水曜日に発表される米国とブラジルの金融政策決定や、米国の労働市場を含む各種データが控えている。
Ibovespa指数は0.36%下落し、128,502.66ポイントとなった。この日の最高値は129,068.28ポイント、最安値は127,852.82ポイントだった。一方、コマーシャル・ドルは売り買いともに0.71%上昇し4.945レアル、スポット通貨は0.82%上昇し4.95レアルだった。
ボックス・アセット・マネジメントのファブリシオ・ゴンサルベス最高経営責任者(CEO)は、「バランスシートやペイロール(米労働市場に関する政府報告)などの指標に加え、今週は(金利)アップデートを控えて警戒感が広がった」と述べた。
米国の場合、市場は連邦公開市場委員会(FOMC)が今週、金利を5.25~5.50%の範囲に維持すると予想しているため、2024年の利下げのタイミングと速度に関する連邦準備制度理事会(FRB)からのシグナルが焦点になると付け加えた。
ブラジル中央銀行の金融政策委員会(Copom)の結果も31日に判明する。この場合、Selicは年率11.25%まで下がると予想されている。
カイオ・メガレ氏率いるXP Incのエコノミストチームの見解では、Copomは「委員会のメンバーは全員一致で、今後の会合で同程度のさらなる引き下げを予想している」という今後の方向性を維持するはずで、この場合は0.50%ポイント引き下げられる。
「Copomメンバーの評価では、金融政策を徐々に進めるという現在のプランを変更する理由はないと考えている」と同チームは述べ、Selicが今年第3四半期に9%に達するとの予測を続けていると付け加えた。
この日の注目銘柄
– GOL PN GOLL4は33.61%急落して3.93レアルとなり、2016年12月以来の安値をつけた。航空会社の米国での破産申請を受けて、金融機関はポジション調整を続けている。午後にゴル社は、米国の裁判所が同社の9億5,000万米ドルの融資の最初の分割払い(3億5,000万米ドル)への暫定的なアクセスを承認し、これにより同社は「通常通り」業務を継続できるようになったと発表した。先週の木曜日に米国連邦破産法第11条に訴えると発表して以来、ゴルの株価は40.9%下落した。この日の取引きで3.01%下落したAZUL PN AZUL4は、同じ期間に4.3%上昇した。
– マガジン・ルイザ・オンMGLU3は、12億5,000万レアルの増資を発表した後、0.48%下落し2.07レアルと、2.28レアル(+9.62%)に達した取引の高値から大きく離れた。同社の支配株主であるトラジャノ家は最大10億レアルを同社に注入し、BTGパクチュアル銀行は最大2.5億レアルの投資を約束した。同セクターでは、CASAS BAHIA ON BHIA3が4.71%下落の8.29レアルと、やはり取引開始時と比べて勢いを失った。シティはカサス・バイアの目標株価を17.50レアルから10レアルに引き下げ、「中立/高リスク」推奨を維持した。
– SUZANO ON SUZB3は、モルガン・スタンレーが同株式の推奨を「アンダーウエート」に、目標株価を60レアルから47レアルに引き下げたレポートを背景に、3.99%下落の50.80レアルとなった。 同アナリストは、需要の鈍化と世界市場における同製品の新たな供給能力の参入が重なり、広葉樹パルプの価格は生産コストを下回ると見ていると述べた。
– VALE ON VALE3は、クローズ直後に発表された2023年第4四半期の営業データに先立ち、0.47%下落の69.17レアルとなった。2023年の鉄鉱石生産量は前年比4.3%増の3億2154万トンとなり、同社の計画目標(3億1500万トン)を上回った。中国で鉄鉱石先物が上昇したこの日、週末には連邦政府がヴァーレに対し、カラジャス(EFC)とビトリア・ミナス(EFVM)の鉄道利権を早期更新するための補助金257億レアルを請求するよう通告したというニュースもあった。
– ペトロブラスPN PETR4は、ブレント原油1バレルが1.38%下落の82.40米ドルと、外国の原油価格の低迷にもかかわらず、1.53%高の40.57レアルと、歴史的な高値を更新した。先週金曜日の引け後、ペトロブラスは赤道直下のポティグアル海盆にあるピトゥ・オエステ試掘井の掘削を完了し、炭化水素の存在を確認したと発表した。 また先週末、同社は、石油、天然ガス、凝縮油の確認埋蔵量の見積もりについて、2023年12月31日時点で石油換算109億バレル(boe)となったと発表した。