ブラジル岐阜県人会(長屋充良会長)は昨年12月11日、県産品紹介イベント「岐阜県産日本酒試飲会」をサンパウロ市リベルダーデ区の日本食店「エスパッソ和」で開催した。日本食店関係者約20人が参加した。ヤマトグループ(本田総一郎代表取締役社長)、日本産品輸入会社「JFCトラドブラス」(キッコーマングループ・三浦正寛代表取締役社長)協力。
試飲会では、フランスで2017年から毎年開催されている日本酒コンクール「クラマスター」で23年にプラチナ賞を受賞した「玉柏(たまかしわ)・純米大吟醸」(合資会社山田商店)や、「初緑(はつみどり)・純米大吟醸」などを中心に岐阜県産の日本酒9本を事前に県庁に依頼し取り寄せて、振舞った。レストランからは日本酒にあう和食が提供された。
長屋会長は「栄誉あるクラマスターを受賞した岐阜の日本酒を皆さんに試飲していただき、大変嬉しい気持ちです。今後皆さんを通じて、岐阜の日本酒の美味しさが伯国に広まっていくことを期待しています」と述べた。
トラドブラスの三浦社長(47歳・北海道出身)は、「岐阜県人会と協力し、岐阜の誇る日本酒を紹介できる機会をいただけて光栄です。この素晴らしい日本の酒文化、食文化をこれからも伯国に広めていけるよう尽力したいと思います」と述べた。
会場を提供したヤマトグループの本田社長は、「こうしたイベントが行われることで、ブラジルで日本酒が普及していくと感じています。これからもこのようなイベントがあれば少しでも力添えできればと思っています」と述べた。
イベントに参加したサンパウロ市ビラマリアーナ区の「キンキ寿司」オーナーのイワモト・ヴィトールさんは、「お酒も料理も全て美味しく、とても良いイベントでした。岐阜の日本酒が美味しいことを知ることができ本当に良かった」と述べた。