朝蔭発行所から1月1日発行の月刊俳句誌『朝蔭531(1月)号』が編集部に届いた。
『雑詠 寿和(すわ)選』では、いよいよ2月にカーニバル本番という雰囲気が感じられる「年明けてテレビはサンバ踊り出す」(スザノ福博、古賀マリア)、アマゾン川を見ながらソーメンを啜るといういかにもブラジルらしい情景を感じさせる「玻璃(はり=ガラス)に盛る素麺胡瓜(そうめんきゅうり)紅生姜」(マナウス、井上俊子)、アマゾン川中流のパリンチンスで毎年6月に開催されるボイ・ブンバを詠った「日系もインジア衣装で牛踊」(マナウス、東比呂)など多数の作品を掲載。
随筆「念腹先生と垂南先生の思い出」(井之盛井子)では、有名な植物学者の橋本梧郎さんをパラナ州グァイラーに訪ねた際に良い勉強をしたという逸話が詳細されている。『朝蔭』に関する問い合わせは寿和さん(電話11・2939・0429)まで。