別れ話こじれ元妻を生き埋め=裏庭のコンクリート下に遺棄

殺されたレチシア・バルボーザ・レイチ・ダ・シルバさん(1日付オ・グローボ・サイトの記事の一部)
殺されたレチシア・バルボーザ・レイチ・ダ・シルバさん(1日付オ・グローボ・サイトの記事の一部)

 リオ州ドゥッケ・デ・カシアス市の住宅で1月26日、レチシア・バルボーザ・レイチ・ダ・シルバさん(29)の遺体が見つかり、元夫で、その家の住人ラファエル・ペレイラ・ゴメス・ダ・シルバ容疑者(30歳)が逮捕された。遺体は両手を縛られ、頭にはビニール袋がかぶされてあり、家の基礎部分のセメント内に埋められていた。検死の結果、レチシアさんは埋められた時点ではまだ生きていたという。1日付オ・グローボなど(1)(2)が報じている。
 捜査によると、ラファエル容疑者はレチシアさんから関係を終わらせたいと言われて納得がいかず、子供の親権をめぐる口論に発展し、カッとなって首を絞めたという。意識がなくなったレチシアさんを裏庭に埋め、犯行を疑われないようにセメントを3重にかぶせたという。
 被害者の母親であるリリアニさんは、失踪当日に娘とメッセージのやり取りをしたが、数時間後には連絡が取れなくなった。レチシアさんは職場に姿を見せず、車が駐車されたままの状態が続くので、リリアニさんが不審に思って同容疑者に事情を尋ねたところ、「レチシアがいなくなってとても動揺している」と答えたと言う。
 リリアニさんによれば、容疑者は捜索に協力しないだけでなく、殺害現場の家に住み続け、仕事を休むこともなく、SNSに元妻の写真を投稿し続けていた。
 失踪から数日経ってもレチシアさんの行方が分からず、彼女の弟が同容疑者の挙動を疑い、彼の自宅の塀を飛び越えて中に入ると、裏庭にまだ固まっていないコンクリート部分があるのを発見した。通報を受けて到着した警察が、その中から彼女の遺体を掘り出した。
 「当初、容疑者は事実と異なる証言をし、数々の矛盾がみられた。我々に指摘され、最終的に犯行を自白した」と警察は声明で述べた。
 二人は9年間一緒に暮らし、5歳と2歳の子供がいた。だが、レチシアさんには別のパートナーとの間に7歳の子供がおり、3人の母親であった。
 リリアニさんによれば、二人の関係は以前から不安定だったという。「娘は彼に肋骨を殴られ、紫色になって何も言わず、黙ってうつむいていた。二人は別れていたが、まだお互いを行ったり来たりする仲だった」と話した。

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