【既報関連】世界保健機関(WHO)事務局長のテドロス・アダノム氏が7日、保健省の「健康なブラジル計画」の開始式典で、世界的な気温上昇に伴うエルニーニョ現象が伯国や世界各地でのデング熱の症例増加の一因となっているとの見解を示す一方、デング熱のワクチン接種についてコメントし、ブラジルは大量のワクチンを生産するための力を備えていると述べたと同日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
健康なブラジル計画は結核やシャーガス病、ハンセン病、HIVのように母子感染する病気撲滅に向けたものだ。テドロス氏は5日、ルーラ大統領やニジア・トリンダーデ保健相らとの会合で、これらの病気撲滅にできる限りの支援を約束すると共に、ブラジルがデング熱ワクチン提供国となる可能性を認めた。