本日9日(金)晩からサンパウロ市アニェンビー会場で開催されるカーニバルに、清水享在サンパウロ総領事がスペシャル・グループ「アギア・デ・オウロ」と出場することがNipponJa紙8日付で明らかになった。4日晩の同チームの本番前最後のエンサイオ(練習)に清水総領事夫妻が参加し、サンバのステップにも挑戦したと報じられている。
日本親派で知られる同チームは、8月に東京で開催される浅草サンバカーニバルに招待される常連だ。県人会の周年式典などの祝賀会でも演奏する機会が多いことで知られる。2015年には日伯外交関係樹立120周年をテーマにして青森県五所川原市の巨大立佞武多(たちねぷた)をパレードさせた。
同チームの創立は1976年。パレード参加者総数2200人。山車4台、19隊列、打楽器隊240人(指揮メストレ・ジュッカ)。
23年には8位だったが、今年の同チームのテーマは「ラジオの電波上のアギア・デ・オウロ」で《やあやあ! チャンネルを合わせる時間です/ショーがもうすぐ始まります/みなさん、こんにちは! ラジオの笑顔がそこにある》というのがテーマ曲のサビで、2020年に続いて2度目の優勝を狙う。
清水総領事は2013年にサンパウロ市カーニバルを観覧した経験はあるが、「チームの練習場所を訪問したのは初めてで、この機会をとても幸せに感じている」と同紙の取材に答えた。
同チームのシジネイ・カリウオロ会長は「新しい総領事が赴任するたびにこうして訪れてくれることに感謝する。それだけでなく、我々も浅草カーニバルとの絆も大事に思っている」と同紙に語った。
グローボTV局でも生中継され、日曜日(11日)午前2時50分ぐらいからパレードが出発する予定。