裏千家淡交会ブラジル協会会長のエリソン・トンプソン・リマさんが5日朝、約2週間の入院治療の末、肺疾患のため亡くなった。行年65歳。
葬儀は既に行われた。追悼ミサは実施予定だが詳細は未定。
エリソンさんは、2012年から20年にブラジル生け花協会会長を務め、生け花文化の普及に尽力。任期中の2019年にはサンパウロ市の日本文化広報施設「ジャパン・ハウス」で開催された華道展『Do(道)―平静の極みへ』への協力や、英語とポルトガル語で著した『A poética da Ikebana(いけばなの詩学)』を出版するなどした。40年にわたる日本文化普及活動を称えられ、同年に外務大臣表彰を受賞した。
生前はブラジル日本文化福祉協会の評議員会第2幹事も務めていた。