世界一のシェアを誇る旅行ガイドブック『ロンリープラネット』が選ぶ「世界で最も素晴らしいビーチ100」が今月発表され、リオ市南部にあるイパネマ海岸(ビーチ)が2位にランクインした。18日付G1サイトなど(1)(2)が報じた。
長さ3kmのイパネマビーチについて、様々な趣味や出身の人々を魅了する場所として、同誌は評価した。日中はサーファー愛好家が波に乗り、砂浜では日光を浴びながらビーチバレーやサッカー、フットバレーを楽しむ姿が見られ、人々はリラックスして思い思いの時間を過ごす。
LGBTQ+コミュニティが自由に集まり、自己表現を楽しむ場としても知られている。さらにアーティストやヒッピーが創造的な活動やパフォーマンスを披露し、観光を盛り上げる一因となっている。
一方、ビーチの周辺にあるファベーラ(貧民街)の子供が集まり、ビーチの活気に混じって笑顔でサッカーを楽しむ姿が印象的だという。イパネマビーチは、その多様性と包括性が魅力のひとつであり、訪れる人々にとって心地よい雰囲気を提供している。
美しい砂浜はさることながら、特にドイス・イルマンス(兄弟のように二つ並んだ丘)の彼方に沈む夕日の素晴らしさを評価した。近くを地下鉄が通っており、アクセスが便利であることも高く評価された。
リオ・デ・ジャネイロ・ホテル宿泊組合が17日に発表したデータによると、カーニバル期間中の2月18日〜21日の間、リオ市内のホテルにおいて平均91・52%の客室予約を記録していると17日付アジェンシア・ブラジル(3)が報じている。特にイパネマ地区、および隣接するレブロン地区が95・88%と最も人気が高い。
同組合のアルフレッド・ロペス会長によると、予約はまだ入ってきており、期間中の稼働率は100%に達すると見込んでいる。「2022年と23年の年越しのように、外国人の割合は増加傾向にあり、35%程度になるだろう。北米とアルゼンチンからの観光客が目立ち、フランス人とチリ人がそれに続く」と述べた。
同ランキング1位に輝いたビーチは、オーストラリアのシドニーから約800km北上したバイロン・ベイにあるザ・パスで、「柔らかいピンクの砂が広がるサーファーの楽園」だと評価した。この地域は先住民アボリジニの歴史に触れることができ、コアラが生息する亜熱帯の森に近く、ビーチをさまざまな角度から楽しめるトレイルも人気だ。