エスタード紙=社主不明の企業が工事?!=脱獄事件の連邦刑務所で

モソロー刑務所の上空写真(©Google Maps)
モソロー刑務所の上空写真(©Google Maps)

 【既報関連】国内では最厳重警備とされる連邦刑務所の一つのリオ・グランデ・ド・ノルテ州モソロー刑務所で14日未明、史上初の脱獄事件が発生。脱獄を容易にした原因の一つとされる刑務所内の改修工事の請負企業が、実際の所有者が分からない不正企業の可能性があると21日付エスタード紙(1)(2)が報じた。
 モソロー刑務所からの脱獄者は、アクレ州出身でリオ州に本拠がある犯罪組織のコマンド・ヴェルメーリョ(CV)構成員2人だ。二人は特別指導のための独房にいたが、房内の壁などから取り出した鉄骨を使って壁面にある照明用の穴の枠や蓋を外すと、電気配線や配水管などのあるシャフトを経て建物の屋根裏に至り、屋外に出た。その後は、中庭にあった警備壁建設作業場に放置されていた大型ペンチを入手し、フェンスを切って脱獄したという。

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