ボルソナロ=クーデター計画を否定=CBNが単独スクープ

ボルソナロ前大統領(Foto: Valter Campanato/Agência Brasil)
ボルソナロ前大統領(Foto: Valter Campanato/Agência Brasil)

 ジャイル・ボルソナロ前大統領(自由党・PL)はラジオ局CBNレシフェの独占インタビューに応え、自身が国内でクーデターを企てたとする主張を否定。それが起こるには「街頭に戦車を繰り出さなければならない」とした。また、緊急事態時に大統領が立法と司法の権限を一時的に停止できる戒厳令の一形態である包囲状態(estado de sítio)を宣言するには、そもそも連邦議会の承認が必要だと異議を唱えた。21日付CBNサイト(1)が報じている。
 国外に送金した80万レアルについても、同氏は「クーデターを起こしたい人なら、米国ではなく、租税回避地に送金する」と述べた。
 また、22日に予定されている連警での事情聴取に出席することも保証しなかった。
 逮捕される恐怖について問われた同氏は、今日では「誰でも理由なく逮捕される可能性がある」とし、進行中の捜査が自身や同僚のPLの登録抹消を目的としているとの見解を述べ、リオ市の市議選に立候補したくても出馬停止処分を受けていると語った。
 ブラジル情報庁(Abin)については、この機関の人間が金銭と引き換えに仕事をするのは一般的だと述べた。また、スパイプログラム「ファーストマイル」については、「短距離用なので、夫婦問題にすら役に立たない」と言及した。
 一方、今年の選挙は2022年と同じように二極化すると思うと述べ、サンパウロ市の市長選では現職のリカルド・ヌネス氏を支持することを再確認した。
 また、PLの本部をすぐに出なければならないとも発言。それは、自分がPL党首のヴァルデマール・コスタ・ネトと会えば、彼は再び投獄される可能性があるからだと述べた。同氏は、この状況がPLの活動を妨げているとし、残念だと語った。

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