ブラジリアの環境省で27日、日本政府は環境保護を目的にするアマゾン基金へ4億1100万円(約1400万レアル)の寄付を3月末までに拠出することを決め、ブラジル政府と合意署名を行った。林禎二駐ブラジル日本国大使と、ブラジル国家開発銀行(BNDES)が署名した。
この署名式にはマリーナ・シルバ環境相、林大使、BNDESプロジェクト計画・構築部門長のネルソン・バルボザ氏、外務省アジア・太平洋担当大使のエドゥアルド・サボイア氏が出席した。
林大使は「今回の支援はブラジルで起きている森林破壊を防ぐ取り組み最初の一歩だ」と話した。マリーナ・シルバ環境相は「この寄付は、日本とブラジルの二国間関係から今後も期待される他の協力の呼水になる資金である」と強調した。
アマゾン基金はこれまでにノルウェー、ドイツ、ペトロブラス、スイス、アメリカ、イギリスなど、様々な国や機関から寄付を受けてきた。この基金は2008年に設立され、アマゾン地域の保護と持続可能な開発プロジェクトを資金化することを目的としており、BNDESがその管理を行っている。