モジ日会=焼きそば祭り1千食売上げ=「味が良く、人気が高い」

台所で大量の焼きそばを作る皆さん(前列中央が藤井会長)

 モジ・ダス・クルーゼス中央日本人会(藤井ベント会長)が主催する第38回焼きそば祭りが24日正午から開催され、時折り小雨が降る中でも約1千食を売り上げる盛況だった。当日は婦人部や青年部30人が手伝った。
 朝5時から6時間も煮込んで作る出汁で作った餡かけは大好評で、モジ最大の日系イベント「秋祭り」の4日間では例年3400食を売り上げる人気料理だ。同会の会員は約200家族で、それをはるかに超える焼きそばファンがいることが伺える。
 来場者でモジ在住60年という小先(こざき)正さん(77歳、熊本県出身)は「毎回来てます。味が最高ですね」と顔をほころばせる。藤野広志さん(84歳、モジ出身2世)も「味がいいから、とても人気が高いよ」とうなずく。
 元岡山県人会長の根岸健三さん(84歳、岡山県出身)も「毎年食べに来ている。昔はモジ文協には22ぐらいの日会が参加していたが、今は5~6ぐらいしか残っていない。僕らのポルテイラ・プレッタもなくなって、場所が近いからいつもここに顔を出しているよ」とのこと。
 昨年ブラジル進出50周年を祝ったベアリング製造企業Nachiに務める小林リカルドさん(46歳、2世)も「焼きそばだけでなく、スキヤキやカレーも美味しいですよ。会社でも皆に薦めています」という。

来場者の皆さん

 モジ日会では次の年間行事を予定。3月17日に釣り大会、4月は第37回秋祭り参加、5月18日に第29回すき焼祭り、5月19日にダンスパーティ(ダンス部)、6月16日に移民慰霊祭共催、6月23日に父の日/母の日、6月29日に古物市場(日会、婦人部)、7月6日にフェイジョアーダ祭り、7月21日に運動会(日会、文協)、8月25日に青年祭り(青年部)、七夕祭り(時期未定)、9月8日に第39回カラオケ大会(カラオケ部)、9月21日に第39回焼きそば祭り、10月5日に古物市場(日会、婦人部)、10月20日に敬老会、11月9日にすし祭り、11月10日にダンスパーティ(ダンス部)、11月24日に第34回紅白歌合戦(カラオケ部)、12月1日に24年度評議委員会定期総会、12月8日に24年度定期総会など。
 藤井会長は、「2年前に百周年公園で試験的に七夕祭りをやって好評だったので、この7月から本格的に始める予定。昨年は文化奨励法申請が間に合わなかったが、今年はできた。3万~5万人の来場者を期待している」とのこと。
 【24年度役員】会長=藤井ベント、第1副会長=森繁親、第2副会長=鈴木多恵、第3副会長=紺野美代志(みよし)、第4副会長=松山ネウザ、第1ポ語書記長=てらおかトミコ、第2ポ語書記長=佐々木毅(つよし)、会計長=斉藤アメリコ、副会計=真保栄勝治(かつじ)、監事長=植野卓治(たくじ)、副監事長=坂下元男/平野和則/山下ソニア/広田マリオ

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