1日付エスタード紙(1)などによれば、アマゾン熱帯雨林地域では干ばつと洪水という極端な気候現象に同時に見舞われ、数千人が家を失い、死者まで出ている。ロライマ州では火災最多件数を記録して煙が都市部まで覆い、アクレ州では2月下旬にアンデス山脈を襲った記録的な豪雨の影響で大洪水になっている。
専門家からは「干ばつや洪水は、人間の介入によって引き起こされる自然界の不均衡を示すもの」との声も出る一方、アマゾン内で同時に干ばつと洪水が起きるのは初めてではなく、エルニーニョとラニーニャ両現象の繰り返しと関係があり、政府の対応が後手に回っているとの指摘が報道されている。