ドイツの裁判所が同国政府に、昨年3月に犯罪集団によりブラジルの空港でスーツケースを薬物入りのものにすり替えられたため、ドイツで逮捕され、長期の拘束を受けたブラジル人女性2人に対し、補償を行うよう命じた。4日付UOLサイト(1)が報じている。
ゴイアス州在住のジェアネ・パオリーニさんとカチナ・バイアさんは2023年3月にドイツのベルリンを経て欧州を周遊する旅に出たが、サンパウロ州グアルーリョス空港を経由してドイツでの経由地であるフランクフルト国際空港に付いた同月5日、持参した二つのスーツケースの中からそれぞれ20キロのコカインが出てきたため、その場で逮捕され、身柄を拘束された。