サンパウロ市ジャルジンス区の人気豚骨ラーメン店「ばりこて」(森田泰人マルシオ店主)が4日、同区アラメダサントス通り(Alameda Santos, 1017)に移転し、リニューアルオープンした。
店主の森田さんは元相撲取りで、現役時代は「東旺(あずまおう)」として幕下力士にまでなった。引退後、東京の豚骨ラーメン専門店「ばりこて」で3年、ドイツで2年間ラーメン修行をした。森田さんがブラジルでラーメン店を開業するにあたり、日本の「ばりこて」からのれん分けを受けた。
同店の豚骨ラーメンは日本仕込み。豚骨を15時間煮込んで基礎となるスープを作り、減った分を継ぎ足していくことで濃厚さを生み出していく「呼び戻し」技法を用いる。その濃厚なスープの味わいはラーメン店の多いサンパウロ市界隈でも人気がある。
新店舗は地下鉄Trianon―Masp駅から徒歩5分の好立地にあり、客席数も8席から35席へと大幅に増やした。
4日のリニューアルオープン当日は開店から直ぐに満席状態となる人気ぶりで、森田さんは、「リフォーム工事の調整などが重なって、オープン日をしっかりと告知できていなかったのに初日から満席でびっくりしました」と嬉しい悲鳴を上げた。続けて「まごころ込めて作った豚骨ラーメンをぜひ新しい店舗で食べてください」と呼びかけた。
営業時間は午前11時30分から午後3時、午後6時から午後9時30分。定休日は毎週月曜日。詳細は同店インスタグラム(@barikotelovers)または電話(11・98721・0498)まで。