23年1月8日の三権中枢施襲撃事件が起こる前の22年12月、ボルソナロ前大統領と現陸軍総司令官のトマス・パイヴァ氏がそれぞれ、元陸軍司令官のエドゥアルド・ヴィラス・ボアス氏を訪れていたことや、パイヴァ氏の行為を22年の大統領選でボルソナロ氏の副候補を務めたヴァルテル・ブラガ・ネット氏が批判していたことが分かった。9日付フォーリャ紙(1)が報じている。
ヴィラス・ボアス陸軍大将は2018年4月、ルーラ氏保釈の人身保護令に関する最高裁裁判の前日、「私は、ブラジル陸軍が、不処罰を否定し、憲法と社会平和と民主主義を尊重するというすべての善良な市民の願いを共有していると信じており、その組織的使命に引き続き注意を払っていることを国民に保証する」というメッセージをSNS発信し、あたかもルーラ氏が保釈されたら軍がクーデターを起こすかのように解釈できるとメディアで騒がれた反左翼の大物軍人だ。