手塚治虫氏来伯およびブラジル漫画家協会40周年を記念した講演会が17日と24日、サンパウロ市リベルダーデ区のブラジル日本文化福祉協会ビル内ブラジル日本移民史料館(Rua São Joaquim,381)にて行われる。
17日は午後2時から3時半まで、漫画編集長のフランコ・デ・ローザさんが「ブラジル日系人の漫画家」について講演を行う。フランコさんはパラナ州クリチーバ市にあったグラフィパル社で日系漫画先駆者の瀬戸クラウジオさんと一緒に漫画を描いていた。その後も他の出版社で漫画編集長として働き、日系漫画家のパイオニアの本を何冊も手掛けた。同日午後3時半から5時は、佐藤会長が「ブラジル漫画家協会の歴史」を講演する。
24日午後2時から3時半は、元サンパウロ大学教授のソーニア・ルイテン教授による講演「手塚治虫先生が教えた事」が行われる。ルイテン教授はブラジルの大学で初めて日本の漫画の研究を始めた人物で、大阪外大や、東京外大、オランダのユトレヒト大学でも教鞭を執った。手塚氏がブラジル訪問した頃は大阪に在住し、ブラジル訪問前の手塚氏にも会っているという。漫画家協会の創立者の一人。