ボベスパ指数は、NYに続き本日も順調に推移し、終値は0.45%プラスの127,528.85ポイントとなり、この日の最高値は128,000の大台に乗せた。一方、ドルは終日変動し、0.07%高の5.02レアルで引けた。銀行間預金金利(DI)は上昇で始まったが、一転して下落に転じた。
取引時間中の流動性の低さに裏打ちされた平穏さは、FRBとCopomが金利を決定するスーパー・ウェンズデー(明日20日)を控えた警戒感と同義である。市場はすでに、Copomに関して最近の会合と同様0.50%の利下げ(10.75%へ)を予想している。しかし、最も注目されるのはそれではなく、後から出されるコミュニケである。ロイター通信によると、ガイド・インベスティメントスにとって、この伯米2つの会議は注目点は、年内に予想される米国の利下げ路線の確定と、サービス業における粘り強いインフレに対するブラジル中央銀行のコミュニケの内容だ。
そして、これは為替レートにも反映されている。マンチェスター・インベスティメントスのトレーダー、ディエゴ・ファウスト氏は、「米国の金利が高ければ、そこにフローが集中する傾向が強い。アメリカの金利低下予想が結局先送りされたため、ドルにこのような動きが出ている」と語った。
Ibovespa:ヴァーレとエンブラエルが上昇
明日の決定が経済シナリオを支配している一方で、株式に関するニュースが引き続き主役となっている。ヴァーレ(VALE3)は再び上昇し、注目を浴びた。鉄鉱石が上昇した日に、それは110億レアル以上の配当金を支払い、オランダで、同社に対してさらに別の巨額訴訟が出現した日に、0.82%上昇した。
エンブラエル(EMBR3)は、昨日の2%弱の上昇に続き、再び6.55%上昇した。23年第4四半期のバランスシート(貸借対照表)の好調な数字が、再び投資家の耳目を集めている。
マガルとペトロブラスは下落
下降局面では、マガジン・ルイザ(MGLU3)が6.19%急落した。同社は、市場アナリストから「堅実」と評価される数字を発表し、売上高は依然としてプレッシャー下にあるものの、サービスの浸透による収益性の改善と、XP分析チームが強調したように、強力なキャッシュ創出が示された。同小売企業のCEOは、第4四半期を「ターニングポイント」と見ており、第1四半期の売上好調を挙げている。
ペトロブラス (PETR4)は0.74%下落した。下落で始まり、一時上昇に転じた後、一貫した下落で終わり、政治的な重圧が依然として株価を圧迫している。イタウサ(ITSA4)は貸借対照表を発表後、0.56%下落した。同社はオンライン会議で、決算につながったポートフォリオの主なポイント(マイナスかプラスか)を強調した。イタウサはイタウー(ITUB4)、アルパルガタス(ALPA4)、CCR(CCRO3)、デクスコ(DXCO3)、エゲア、コパ・エネルギア、NTSに出資している。
また、スザノ(SUZB3)が2.95%上昇し、パルプに驚かされ、市場の楽観的な見方を維持したことも注目に値する。
政治面では、リラがハダジに、税制改革は今年前半に最終調整されなければならないとのメッセージを送った。おそらく投資家にとっては、スーパー・ウェンズデー後に再び取り上げられる問題だろう。