連邦警察は18日、ボルソナロ前大統領と元側近で陸軍中尉のマウロ・シジ容疑者ほか15人を、コロナワクチン接種記録の改ざん嫌疑の証拠が充分に集まったとして検察庁に立件した。連邦警察が検察庁に立件したことを受け、今後、検察長官が最高裁に起訴するかどうか判断する。19日付G1サイト(1)(2)やUOLサイト(3)が報じている。
今回の送致は、2022年12月に、渡米の準備を行っていたボルソナロ氏が、米国への渡航で必須とされているコロナワクチンの接種を行っていなかったにもかかわらず、行ったとの偽造記録を作っていた嫌疑に対するものだ。この件ではボルソナロ氏と娘のラウラさん、シジ氏と彼の妻と3人の娘、並びにボルソナロ氏の任期後も警備役に命じられていた軍人2人の接種記録が改ざんされていた。